大阪大学GAO国際セミナー
多面的・総合的大学入学者選抜の可能性 -米・英・日の先進事例から学ぶ-
2月4日(木)、大阪大学会館において、大阪大学GAO国際セミナー「多面的・総合的大学入学者選抜の可能性:米・英・日の先進事例から学ぶ」(主催:グローバルアドミッションズオフィス、後援:大学教育学会・日本高等教育学会)を開催しました。
本セミナーは、多面的・総合的に評価する大学入学者選抜を先行して実施している米国・英国・国内の大学の実践例から学び、今後の日本の大学における大学入学者選抜における課題や展望を共に考え、議論することを目的として実施されました。
本セミナーのご講演者として、米国ドレクセル大学からファーガソン・クリストファー博士、英国オックスフォード大学からカーン・サミナ博士、国内大学からは九州大学の林篤裕教授と広島大学の杉原敏彦教授をお招きしました。ファーガソン博士からは、米国における大学入学者選抜の動向、特に多くの大学が実施しているHolistic Reviewやドレクセル大学の選抜・評価方法の事例を、カーン博士からは英国における大学入学者選抜の動向、A-Level試験の改革やオックスフォード大学での選抜・評価方法の事例に関しお話いただきました。また、AO入試を先行して実施している国立大学である九州大学の林教授からは、21世紀プログラムを事例に、九州大学における多面的評価の試みについて、広島大学の杉原教授からは多面的・総合的評価を目指した広島大学の取組の事例をお話いただきました。学内外から80名の参加者があり、質疑応答では多くの質問が飛び交い、意見交換が行われ、内容の濃いセミナーとなりました。
「ご講演中のファーガソン・クリストファー博士」
「質疑応答セッション」